置き飯屋プリ亭

独居老父の遠距離孝行

「置き飯」とはなんぞや

世間でよく聞くのは「作り置き」とかですかね?
子どもの夕食、家族の食事などを、
作って置いておくヤツ。


もしくはいわゆる常備菜。
一度にたくさん作って置くヤツですね。
かしこいハウスキーパーの得意技的な。


私の「置き飯」とは、
独居老父のために、何日分かを作って、
冷蔵または冷凍して、命をつなぐために食べていただくものであります。


5年前、独居になった父。
身体的にも経済的にも問題がなく一人暮らしはできる状態だけど、
厨房に入らず世代だもので、まず食事が困った。


宅配弁当などを試すも、お味にご不満。
いっときは、コンビニ惣菜を気に入り、
晩酌用にあれこれ買い求めて楽しんでいた時期もあったが、
すぐに飽きた。


遠距離娘の私がたまの帰省で食事を作ると、たいそう喜んだ。


そして、わずかばかりの惣菜を「作り置き」して去るのが、
いつしか習慣になり。


その歴史とささやかなノウハウを、少しづつ書いてみようかな。
おんなじようなコトしてる方、おられるのではないだろうか、と思いつつ。